堀井 佳代子
文学部文化学科文化史学専攻4回生
最終更新日 2004年3月10日
今回も、前回に引き続き、洛中洛外図屏風展示の内容について説明します。
ここで出来ることは大きく分けて二つあります。
まず一つは、手元のタッチパネルを使ってすみずみまで自由に拡大・スクロールし、洛中洛外図に描かれた16世紀の上京を自由に探索してみようというもので、「探索・洛中洛外図」に用意されています。ここではさらに、屏風内に描かれた建物を「寺・神社」「武家の邸宅」など項目別に分類し、建物の名称を選ぶと、その建物が画面に表示され、場所に関する説明が出てくるようにしています。例えば「寺・神社」の中から、「相国寺」を選ぶと、画面に屏風内の相国寺の画像と解説文が表示されます。
もう一つは、シナリオ機能と呼ばれるもので、紙芝居のように、用意されたストーリーに沿って洛中洛外図の世界を楽しむことができるものです。ここでは、
この他にも、寒梅館の場所にあったと考えられる「花の御所」を発掘した時の記録や、この歴史資料館ホームページを見ることができるコンテンツも用意しています。
全6回にわけてお送りしてきました新大学会館展示スペシャル、いかがでしたか?この展示は、4月1日の大学会館オープンを待って、みなさんのお目にかかれることとなります。それまであともう少し。私たちも最後の準備作業に日々がんばっています。
実際に展示に触れて、上京の歴史の魅力を体験しに、ぜひいらっしゃってください!