発掘物語2 | 執筆記事|同志社大学歴史資料館

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-室町殿跡(旧大学会館地点)・第2期調査-

鋤柄 俊夫
 同志社大学 歴史資料館 専任講師
山崎 翔吾
 同志社大学商学部 一回生
松本 仁美
 同志社大学文学部 一回生
疋田 由香里
 同志社大学文学部 一回生
斯波 佑亮
 同志社大学経済学部 二回生
坪倉 英夫
 同志社大学 卒業生

最終更新日 2003年1月8日

 室町殿跡(旧大学会館地点)での発掘調査がふたたび始まりました。今回は、調査の途中経過とあわせて、はじめての発掘に挑戦する若者たちの様々な思いを紹介します。

 12月16日から1月16日の予定で、旧大学会館別館地点周辺の調査をおこなっています。前回の調査箇所との関係では、南地区と呼んでいた元の駐車場部分の西側と、旧大学会館別館のすぐ南の部分です。12月30日までの調査では、前回の調査でみつかった、江戸時代はじめ頃の大きな落ち込みの続きが確認され、とくにその最上層で、大量のかわらけの捨てられている状況がみられました。こういったかわらけの大量廃棄は、平安時代後期から室町時代に多くみられるもので、江戸時代の事例としては、めずらしいものと言えます。
(鋤柄)

 がいな!
これは愛媛の宇和島近辺の方言で、すごいという意味の言葉です。初めて発掘現場を見て、現場の様子、そして何よりこのようなとても貴重な経験ができている自分自身にもこの言葉がでそうになりました。
(山崎)

 土の中の世界
今回初めて発掘に参加させて頂き、発掘現場の雰囲気を知るきっかけになりました。慌ただしい作業のなかでも色の違う地面等が出てくると、確かにそこに何かがあったという事が実感でき、緊張感も高まりました。土の中の世界をもっと見てみたいと思います。
(疋田)

 長靴をはいた私
初めての発掘は何もかも初体験で緊張の連続でした。長靴にヘルメット・軍手という姿で発掘現場に立ち、いま自分がいる地層の上で江戸時代の人々も生活していたのか、と改めて考えると非常に不思議な気がしました。 (松本)

 発掘よ、永遠なれ
発掘…それはロマン。整理室での待ち遠しい日々を経て、ついにその時がやってきました。我が心は、空より舞落ちる雪をも溶す勢いで燃え上がり、私は時をも忘れ発掘に没頭したのでした。歴史を直に感じる喜び。先生、早く私に次の出陣を!
(斯波)

 過去との遭遇
発掘現場に立って、その地層を見ると人類の歩みという積み重ねを思い起こさせる。
そして、先人達への畏敬の念が沸々と沸いてくる、と言えばいい過ぎか。
とにかく貴重な体験であった。
(坪倉)



かわらけがいっぱい


かわらけだまりの全景


写真撮影前(仕上げ中)



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